DENON DP-55M
デンオン DP-55M 1981年
DENONプレーヤーを入手しました。比較的新しい年代のプレーヤーです。
レコードプレーヤーとしては、2台目になります。
手持ちのカートリッジで常用しているオルトフォンMC-20mkⅡとシュアーV15typeⅢを、取り替えることなく楽しむために、レコードプレーヤーを2台にしたのです。
DENONはDL-103をはじめ、プレーヤーでも放送局向けのメーカーというイメージがあり、昔はあこがれでした。このDP-55Mの1981年当時の価格は65,000円です。
モーター:ACサーボモーター
ワウフラッター:0.01%
SN比:78dB
アーム:ダンピング付スタティックバランスS形
有効長:244mm
オーバーハング:14mm
針圧調整:1回転2.5g
適合カートリッジ:シェルとも15~19g
重量:11.5kg
アームベースの裏側にある2本のマイナスねじを緩めるとアームの高さが調整できます。
アームを手にとってみると、感度はそれほどでもないようです。
PL-30Lとくらべると、アームの動きがやや鈍く感じます。
オルトフォンを取り付けようとしたら、アームの高さが低すぎます。調整しようとすると、どのねじをゆるめればいいのか分かりません。
Webで同じようなアームの調整方法を調べると、あるブログにありました。
アームベースの後ろ側にあるマイナスねじ2本がそれでした。
アームを約5mm上げて水平バランスを取り、針圧を調整します。
PL-30Lはウエイト1回転で1gですが、DP-55Mは1回転で2.5gです。3分の2回転で針圧調整が完了します。
このあたりは、やや細密さに欠けるきらいがあります。
アームのリフトアップ、ダウンともスムーズな動きです。
聴いてみると、悪くはありません。何よりオルトフォンとシュアーを取り替えることなく使い分けられるのがとても便利です。これでレコードを聴く楽しみが増しました。
PL-30Lの諸元と比較してみるとPL-30Lは次のようになっています。
モーター:クォーツ PLL DCサーボ・ホールモーター
SN比:78dB以上
アーム:スタティックバランス型トーンアーム
実効長:250mm
オーバーハング:14mm
針圧調整 ウエイト1回転1g(0.1g目盛)
適合カートリッジ自重 4~13g
外形寸法:490W×180H×401D
重量:11.5kg
数値的にはとてもよく似た2台です。
回転数の切り替えは押しボタンスイッチです。感触は普通です。
全体にPL-30Lの方が非常に高級感があります。
レコードプレーヤが2台
正直言って便利です。今は、DP-55MにはオルトフォンMC20mk2がついています。
早くSPUを購入して取り付けたいところです。当分はこのまま楽しめます。そのうちにベルトドライブプレーヤーを入れたいと思います。
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